サンタは京都にいた！ 中学に現金５０万円、匿名で贈る（産経新聞）

　京都市立下鴨中学校（左京区）で今年９月、現金５０万円がポストに投函（とうかん）される騒動があり、持ち主が現れなかったため２５日、市へ所有権が移った。市教育委員会は全額を同校へ配分する方針を決めており、学校関係者らは予想外の“クリスマスプレゼント“に驚いている。

　市教委などによると、９月１９日朝、出勤した男性教諭が同校のポストで封筒に入った５０万円を発見。封筒には「寄付金」「下鴨中学校の教育に役立ててください　某京都市民」と書かれていたという。５日後に警察へ届けたが、持ち主が現れないまま遺失物法の保管期限の３カ月が経過した。

　市教委は「投函された方の意志を尊重したい」として、全額同校へ配分する方針。同校の小野尚志教頭（５５）は「このご時世に善意の方がいらっしゃることに感謝している。子供たちの意見を聞きながら使い道を考えたい」と話した。

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